Faith

恋愛詩がメインのブログです。お気軽にお立ち寄りください(^^)。

透明なビニール傘の向こうに

暗く泣いてる空を見た

細い路上には 雨に濡れた鳩が一羽

何かを探してるみたい


僕はここに足をついて

雨の中も 風の中も

ただ前へと歩き続ける


傘を避けて

空からの涙を全身に受けたら

どういうわけか僕まで泣けて

いっそこのまま何もかも

洗い流してしまえよと思った


それでも

ずぶぬれの心はいつか

雨雲の切れ間から射す筈の

暖かな日の光にさらされて

きっときれいに乾いてゆくから


だから

今はこのまま この心ごと

遠いどこかに流されてしまえばいい

この暗い空の何処かへ


ほら

あの鳩が羽ばたいてゆくよ

遠い雲の切れ間に向かって


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わだつみ

深い 遠い 海の中で 白い花を見た

暗い底へと眠るように落ちながら いくつもの花が

僕のまわりに咲いていた


それは友の声か それとも愛する人なのか


大きな悔しさと悲しみで どこか諦めながらも 残った想いは

時を越えても尚 僕の中で叫び続けた


守りたかったもの 還りたかった場所

僕が君に語りたかった あの戦場の海の真実

“君を守る“

というプライドだけが僕を支え続けていた

深く深く落ちてゆきながら 僕は自分に呪いをかける

“君を守れなかった” “何もできなかった”



時を越えて陸(おか)に上がった僕は 海を恐れて潜ることもできない

自分を否定してしか 生きてゆけない

あの日落ちてゆく僕の周りに咲いていたのは

白い 白い 人の骨

君に一番知られたくなくて 君に一番伝えたかった


僕の戦争が終わらない・・・

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君をさがしてる〜Hiroshima〜

賑やかに たくさんの人が行き交う街並みの中
足を止めて この青い空を見上げた
雲の切れ間から 僕の手の中に降り注ぐのは
あの日消えていった 幾万もの夢と未来
忘れることのできない 儚い命が
小さな光となって 僕のところに降りてくるんだ
あの日に止まった時間は今
この街を優しく流れる河のように
ゆっくりと進んで 君を待つ僕にたどり着く

君の命
僕の命
父の命
母の命・・・
僕たちはさがしてる この美しい季節の中を
すべて同じ光と夢を抱いて
この街に生まれ落ちた絆だから
We find out and lovin' you forever.


燃え盛る炎が覆い尽くす 悲しみの街並みの中
ただ立ち尽くして 暗い空を見上げた
真夏の木々に降り注ぐような蝉の声も
散り散りに溶けて 慟哭に変ったあの時
忘れることはできない 君の命が
僕の手をすり抜けてこぼれた・・・
あの日止まった時間はそれでも
この街を包む強い力となり
ゆっくりと進んで 君は今ここに降り立つ

君の命
僕の命
父の命
母の命・・・
もう一度巡り会い 僕たちは愛し合う
すべて同じ光と夢を抱いて
この街に生れ落ちた絆だから
We find out and lovin' you forever.


決して滅びることのない 記憶の街並みの中
希望が僕らを捉えて 未来へと連れてゆく
砕け散ったはずの夢と未来は
夏が来る度 萌ゆる緑に濃い影を落とし
平和の願いを遠く深く
静かに誰かに 強く伝えるんだ
あの日止まった時間は今も
流れ流れて受け継がれ
ゆっくりと進んで 僕のもとにたどり着く

君の命
僕の命
父の命
母の命・・・
僕たちはさがしてる この美しい季節の中を
すべて同じ光と夢を抱いて
この街に生まれ落ちた絆だから
We find out and lovin' you forever.

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笑顔で

君の言った数々の言葉に

砂粒ほどの希望を 這いつくばって探し

その希望を笑顔で信じたがる僕は

きっと世界一愚かな男だ

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小さな幸せ

お疲れ様って

僕の仕事があがる頃

君からの笑顔とハート付きの短いメール

本当はとても嬉しくて 舞い上がりそうだったけど

照れ臭さに負けてさ

ありがとう の言葉すら言わないでごまかしてた


あんまり会えない僕たちには

携帯メールが必要だったけど

文字で伝わるものなんて

たいしたものじゃないよって 僕は

いつだって君が欲しがってた小さな幸せを

与えてあげることもしなかったんだ


君を失って

いろんなことに気付いたりする

今更なにもかも遅いけどね

嬉しいと感じたささやかなことも

全部 全部 ちゃんとひとつずつ

君に伝えなきゃ何もわからなかったのに

小さな幸せを分け合ってさ って

君の好きだった歌の歌詞

素敵なフレーズでしょって笑った君が

今 どうしようもなく愛しいんだ



君に会いたいよ

とても とても寂しくて

僕は窓の外の空に

君の住む街の空を探してる毎日

君の声を聞きたいよ

受話器の向こうから

君の優しさが伝わる日々の大切さを

今更悔やむ僕は

本当に 本当に馬鹿だと知ってはいるけれど

それでも

僕は君に会いたいよ

そしてこの手で抱きしめたいんだ

もう一度だけ 幸せを分け合う大切さを

彼女と伝え合えるチャンスを

カミサマ 僕に与えて下さい

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紫陽花

僕は雨

薄紫の花弁に けぶるように降り注ぐ

僕は雨

青く染まる小さな花弁を 包むように降り注ぐ


やさしく

やさしく

ただ やさしく

そっと 強く 抱きしめるように

真綿で包んで 誰からも隠すように

やさしく

やさしく

ただ やさしく


君という可憐な花に降り注ぐ やさしい雨に 僕はなりたい

ajisai.jpg


画像:La Moon

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