Faith

恋愛詩がメインのブログです。お気軽にお立ち寄りください(^^)。

君をさがしてる〜Hiroshima〜

賑やかに たくさんの人が行き交う街並みの中
足を止めて この青い空を見上げた
雲の切れ間から 僕の手の中に降り注ぐのは
あの日消えていった 幾万もの夢と未来
忘れることのできない 儚い命が
小さな光となって 僕のところに降りてくるんだ
あの日に止まった時間は今
この街を優しく流れる河のように
ゆっくりと進んで 君を待つ僕にたどり着く

君の命
僕の命
父の命
母の命・・・
僕たちはさがしてる この美しい季節の中を
すべて同じ光と夢を抱いて
この街に生まれ落ちた絆だから
We find out and lovin' you forever.


燃え盛る炎が覆い尽くす 悲しみの街並みの中
ただ立ち尽くして 暗い空を見上げた
真夏の木々に降り注ぐような蝉の声も
散り散りに溶けて 慟哭に変ったあの時
忘れることはできない 君の命が
僕の手をすり抜けてこぼれた・・・
あの日止まった時間はそれでも
この街を包む強い力となり
ゆっくりと進んで 君は今ここに降り立つ

君の命
僕の命
父の命
母の命・・・
もう一度巡り会い 僕たちは愛し合う
すべて同じ光と夢を抱いて
この街に生れ落ちた絆だから
We find out and lovin' you forever.


決して滅びることのない 記憶の街並みの中
希望が僕らを捉えて 未来へと連れてゆく
砕け散ったはずの夢と未来は
夏が来る度 萌ゆる緑に濃い影を落とし
平和の願いを遠く深く
静かに誰かに 強く伝えるんだ
あの日止まった時間は今も
流れ流れて受け継がれ
ゆっくりと進んで 僕のもとにたどり着く

君の命
僕の命
父の命
母の命・・・
僕たちはさがしてる この美しい季節の中を
すべて同じ光と夢を抱いて
この街に生まれ落ちた絆だから
We find out and lovin' you forever.

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港町の小さな宿

港町の小さな宿

ねぇ 聞いてよ 君
これは僕の昔の物語


カモメの声が波の間にはじけてる
港を前に並ぶ 小さな宿
まだ春先の寒さの中で
その日 僕らはその街に泊まった

名前ももう忘れてしまったけれど
それは小さな古い宿で
通りに出れば すぐそばに
白い時計台があった

一階の狭いロビーには
気のいい親父が髭面で笑っていて
「こんな時間にお客かい?」と
そう言ってるように見えた

小さな宿にはお似合いの 
小さなストーブには
夜になると赤々と炎が燃える
それまで触れたことのない
その国の言葉たちを
意味もわからず繰り返して
親父たちと笑いあったよ

気づけば近所の男達が集まってきて
遠い国からやってきた
たった二人の客人相手に
尽きることなくおしゃべりに花が咲く
言葉のわからないことなんて
全く意に介してないんだ
笑えるだろう?

でも 今まで知らなかった 
不思議に優しい時間だったよ


ねぇ 知ってるかい?

ケマル・アタチュルク

その国を近代化へと導いた指導者
ロビーの薄明かりに浮かんだその肖像画が 
何故かとても印象に残って
僕は心地よく疲れて眠くなった頭で
ぼんやりと見つめてた

そしてそのまま友人を残し
軋んだ古いベッドに身を投げ出したんだ

ねぇ 君

僕は旅が大好きで
そこで出会う見知らぬ人さえ
懐かしいと思う瞬間がある
見るもの見るものがすべて大切で
そこに何かを感じるんだ

それは新しい僕を作り出し
美しい記憶を上書きして
この先を生きてゆく力となるよ

もっともっと話せるのなら
僕が見たものを君に伝えよう
きみを 想う心を乗せて
今夜は朝まで語り明かそうか

今日の話は遥か西
遠い国に残る僕の記憶
迷路のようなアーケードに
輝く青いタイルのモスク

僕は決して忘れない
あの小さな名もなき宿の記憶


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首里〜海と空〜

どこまでが海で
どこまでが空か

まるでわからない青

首里の城壁で見上げた彼方に
解き放たれてゆく この心は
あの青に溶けて一つになる

波の唄を聴いて

貝の唄を口ずさんで

珊瑚の唄を夢見て

南の風に身を任せ
海に抱かれて漂えば

真っ白な光のシャワーはきっと
この魂さえ焼くだろう


だから


僕の全てを焼き尽くして

そして海と空に抱かれたい

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トルコ共和国

Istanbledan とTrojan Warについて。

Istanbledanというのはトルコ語で「イスタンブルから」という意味です。
イスタンブル、という発音は現地の人の言い方で、私達日本人には
「イスタンブール」という発音のが馴染みがあるとは思うのですが、
ここではあえて現地語に近く「イスタンブル」と表記させていただきました。

この街、私はものすごく好きなんです。

何がいいって、もうすべてが、です。
トルコという国は大きく西側と東側に分かれます(ボスボラス海峡で)。
つまり、東洋と西洋がまさに交差する国なのです。
今東の辺境ではクルド問題が取りざたされていますが、それでも
私はこの国が好きです。

トルコはもともと東の遊牧民が西へ移動してきて作られた国でした。
(東に残る遊牧民を東トルキスタンと呼びます)
そこへ西洋の文化が混ざり、本当に美しく新しい文化を生み出した国です。
首都はイスタンブルではなくアンカラですが、イスタンブルの方が有名ですよね。
とてもエネルギッシュで美しい街です。
ブルーモスクの向こうに燃えながら沈む真っ赤な太陽は今でも忘れられません。

Istanbuledanは、そのオリエンタルで謎めいた街をどうにか伝えられないかと
考えて作った詩で、迷路のようなイスタンブルの市場や小道を走りぬける少女を
イメージしてみました。
本当に迷子になるような道なのですが、そこを縫うように走り抜ける少女と
それをさがす男、みたいな感じです。(男側の詩は書いてませんが)
時代も時間も空間も文化も言葉も・・いろんなものがごちゃ混ぜになって
よく熟成された街・・それが私にとってのIstanbleなのです。

Trijan Warの方は確かオーランド・ブルームが出演した映画であったと
思うのですが、私の詩はその映画より前に書かれたものなので、
映画でトロイア戦争を知った人には印象が違うかもしれません。
私はもともと考古学に興味があって、大学ではそちら方面を学んでいましたが、
古代ローマは専門外です(笑)。
でも子供の頃にシュリーマンのトロイ発掘の話とハワード・カーターの
トゥト・アンク・アメン(ツタンカーメン)発掘の話の本は読んでいて、
結局大学で選択するに、そういう偉人伝の影響は大きかったと思います。
やはり憧れには違いありません。
ですから、ようやく自分の足でそのシュリーマンの発掘跡に立てた喜びは
とても感慨深いものがありました。同様に王家の谷(エジプト)にも感激しましたが、エジプトの
話はまた後日。

そういうわけで、この二編はトルコ編になります。
そして、実は「片恋」もカテゴリーは別になっていますが、トルコ編に入るものでも
あります。
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Trojan War

幼いあの日 胸躍らせてめくった本のページ

それはシュリーマンの夢の跡


白い瓦礫の山の上で

遥か遠い時の彼方から吹く 強い海風を

今 この体に感じて立ち尽くしてる

戦いの記憶がロードされる

僕の木馬が泣いている


アナトリアの広い平原は

振り返った遠く東の空にあり

激しく鳴る この風の先は

かつて輝いたエーゲの海


悲しい戦いの中で置き去りにされた恋

そして 誰かはその恋を

もう一度甘い夢に見た


トロイの木馬は風に立ち

今もシュリーマンの夢の跡
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